薬物応答性遺伝子検査

一生に一度の検査で、どの薬の成分が自分に合っているか?また、副作用がでる可能性があるかが分かる検査です。

薬物応答性

同じ薬を飲んでも、図1が示すように、効く人と効かない人がいます。また、副作用がでる場合も個人によって異なっています。
このように一人ひとりが薬を飲んだ時に得られる効果が違い、また副作用の出方も違うことを「薬物応答性」といいます。

〈 図1 薬ごとの効果がでない割合 〉

薬物応答性遺伝子検査

薬物応答のばらつきや感受性の違いは最大で95%が遺伝的要因が占めている可能性があります。当院が採用する薬物応答性遺伝子検査は米国MAYOクリニックから独占的にライセンスを取得した薬物応答検査を採用しており、各個人の遺伝子を検査することで薬がどのように影響するかを特定することができます。 当院が採用する薬物応答検査では、22の遺伝子解析を行うことにより、複数の疾患領域にわたる290の薬剤応答の処方ガイドを提供しています。 

薬物応答検査をする
薬の主な疾患名

急性片頭痛・アレルギー・アルツハイマー病・抗凝固作用・抗血小板療法・不整脈・細菌感染・良性前立腺肥厚・癌・慢性C型肝炎・うつ病/不安・糖尿病・真菌感染症・胃食道逆流症(GERD)・痛風・HIV感染・高コレステロール血症・高血圧・免疫抑制・片頭痛予防・過活動膀胱・痛み・パーキンソン病・精神病・関節リウマチ・発作・睡眠障害・禁煙

検査対象遺伝子

CYP1A2・CYP2B6・CYP2C9・CYP2C19・CYP2D6・CYP3A4・CYP3A5・COMT・DPYD・DRD2・F2・F5・GRIK4・HTR2A・HTR2C・IL28B (IFNL3)・NUDT15・OPRM1・SLCO1B1・TPMT・UGT1A1・VKORC1

疾患カテゴリーと疾患で使用される薬物応答検査対象成分

採取方法

遺伝子検査を行うために、頬の内側から以下の方法で口腔粘膜細胞を採取します。

検査結果

検査結果は3週間から4週間で医師に届きますので、事前予約の上当院にお越し下さい。
担当医師からご報告させて頂きます。

お申込みの条件
(※必ずお読みください)

  • ○本検査結果のご報告は当院にて担当医師がカウンセリング致します。  
    そのため、お申込みはご来院が可能な方に限ります。
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  • ○本検査は20歳以上を対象としています。  
    16歳以上20歳未満の方は親権者等の法定代理人の同意書が必要となります。
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  • ○本検査をお申し込みになる前に、必ず検査同意説明書をご確認ください。