家族性がん遺伝子検査

家族性がん遺伝子検査

当院では、家族性がん遺伝子検査により、家族性がんの発症リスクを早期に発見し、
適切な対策を行うためのサポートを行います。

対象者

  • 親族にがんを発症した者がおり、不安なので遺伝的なリスクを調べたい方
  • がんの発症リスクが高いと心配な方

検査内容

全ゲノム解析による遺伝子検査
次世代シーケンサーによる遺伝子検査

検査方法

血液検査、唾液検査

検査の流れ

  • 検査の流れ1
    問診や身体診察、血液検査などの結果を基に、医師が遺伝子検査の説明を行い、患者様と検査方針を合意します。
  • 検査の流れ2
    唾液や血液など、遺伝子検査に必要な検体を採取します。
  • 検査の流れ3
    患者様の検体を国内で提携している衛生検査所に提出し、最新の設備で遺伝子解析を行います。
  • 検査の流れ4
    遺伝子解析された最新の研究結果が、衛生検査所から当院に提供されます。
  • 検査の流れ5
    当院の医師が研究結果を確認したあと、患者様の遺伝子検査結果をもとにカウンセリングを行います。
  • 検査の流れ6
    医師による遺伝子検査結果に基づいたカウンセリング後に、今後の治療方針をご説明します。
  • 検査の流れ7
    患者様のご要望を踏まえ、適切な医療を提供するために医師が必要と判断した場合は、連携する医療機関を紹介可能です。

検査項目

家族性がんにかかわる遺伝⼦をお調べします。検査により項⽬内容が異なります。

家族性がん遺伝子検査

家族性大腸腺腫症、遺伝性乳がん、BAP1関連腫瘍感受性症候群、遺伝性混合ポリポーシス症候群、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群、フォン・ヒッペル・リンドウ病、遺伝性びまん性胃がん、膵臓がん・悪性黒色腫症候群、DICER1症候群、遺伝性平滑筋腫症-腎細胞がん症候群、バート・ホッグ・デュベ症候群、ウィルムス腫瘍、結節性硬化症、多発性内分泌腫瘍症1型、2A・2B型/甲状腺髄様がん、遺伝性乳頭状腎細胞がん、リンチ症候群、神経線維腫症I型、家族性黒色腫、PALB2変異陽性乳がん・膵臓がん、家族性膵がん、家族性非ポリポーシス大腸がん、ポリメラーゼ校正関連ポリポーシス、基底細胞母斑症候群、PTEN過誤腫症候群、網膜芽細胞腫、家族性ウィルムス腫瘍、若年性ポリポーシス症候群、ポイツ・イェガース症候群、リ・フラウメニ症候群

BRCA1/2検査

家族性乳がん・卵巣がん

検査結果の説明

医師による個別のカウンセリングにて、主に次のような内容を詳しくご説明いたします。

  • ・遺伝子検査結果の内容
  • ・遺伝子検査結果の意味
  • ・今後の検査や治療方針
  • ・ご家族への影響

遺伝子検査の結果がどのような内容であっても、結果に対するご質問やご懸念については、医師とよく話し合うのが一般的です。
適切な医療を効率に提供するために、医師が必要であると判断した場合は、遺伝子検査結果や既存の医療技術(血液検査、画像診断、内視鏡、生理検査など)の診療結果に基づいて、連携する医療機関を紹介させていただく事が可能です。

費用

家族性がん 遺伝子検査(遺伝子検査前後のカウンセリング料を含む)
¥330,000(税込)
BRCA1/2(遺伝性乳がん・卵巣がん) 遺伝子検査(遺伝子検査前後のカウンセリング料を含む)
¥165,000(税込)

- 検査を受けなかった場合、遺伝子検査カウンセリング料 ¥16,500(税込)がかかります
- ご希望により血液検査も可能です(費用要確認)
※表示費用は全て公的医療保険が適用されない自由診療の費用となります。

予約方法

お電話で直接ご連絡ください。

当院の理念・ポリシー・特徴

  • ・がんの発症リスクが⾼い場合、定期的な検診や早期発⾒のための治療を⾏う
  • ・がんの発症リスクが低い場合、⽣活習慣の改善や予防策の指導を⾏う

当院では、遺伝⼦検査の結果を、医師が患者様⼀⼈ひとりに合った形で丁寧に説明いたします。
検査結果の意味や、今後の検査や治療⽅針について、ご不明な点や不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

家族性がんは、遺伝子の変異によって発症するがんの一種です。 家族性にがんを発症した方や、がんの発症リスクが高いと心配な方にとって、家族性がん遺伝子検査は、早期発見と適切な対策を行うための重要な手段となります。 当院では、家族性がん遺伝子検査により、患者様の健康を守るお手伝いをさせていただきたいと考えております。


家族性がん遺伝子検査には、以下のメリットがあります。
家族性がんの発症リスクを早期に発見することができる
適切な対策を行うことで、がんの予防や早期発見につなげることができる


遺伝子検査に基づいた個別化ケアは、一人ひとりの体質やリスクに合わせて、最適な治療や予防策を検討することができます。
家族性がん遺伝子検査においても、遺伝子検査の結果を基に、以下のような個別化ケアを行うことができます。

留意事項

検査を⾏うことで、家族性がんの早期発⾒につながる場合がありますが、家族性がんを完全に予防するものではありません。
がんの予防には、健康的な生活習慣を心がけることも重要です。
  • 本検査をお申し込みになる前に、検査の同意文書に必ず署名いただきます。ご不安な点や確認事項がありましたら、患者様が理解して納得されるまで医師より対面でご説明をいたします。
  • 本検査結果のご報告は当院にて担当医師がカウンセリングいたします。そのため、お申込みはご来院が可能な方に限ります。
  • 本検査は18歳以上を対象としています。
    患者様が18歳未満の方は、次のように医学的正当性のある理由がある場合に検査を検討いたします。
    ・病気の診断や治療に遺伝子検査が不可欠である場合
    ・病気の予防や早期発見に遺伝子検査が有効である場合
    ・病気の研究に遺伝子検査が不可欠である場合
    ※患者様が18歳未満の方は、親権者等の法定代理人の同意文書の署名が必要となります。

医師紹介

東田俊彦
理事長
東田俊彦

経歴

慶応大学医学部卒業:在学中に米国医師試験ECFMG(現在のUSMLE)取得
東京女子医大で臨床研修:内科系ローテーション
内科系大学院終了:ANPの研究で学位取得
金沢医科大学医学部教授・教育支援センター長
医療法人創世会理事長
臨床検査科恵比寿院長
Genesis衛生検査所(CAP認証)所長
Zurich保険会社顧問医
一般社団法人医療問題研究所最高顧問
医療法人筑波記念病院顧問

担当科目

遺伝子検査センター(臨床検査科)、内科、皮膚科、アレルギー科

氏名 東田 智彦
経歴 東京大学 医学部卒業
日本赤十字医療センター研修
虎ノ門病院研修
東京大学医学部大学院・東京大学医学部附属病院
医療法人社団創世会 臨床検査科恵比寿内科外来担当医
担当科目 遺伝子検査センター(臨床検査科)、内科、皮膚科、アレルギー科
氏名 井関 隼
経歴 埼玉医科大学医学部卒業
慶応義塾大学病院初期研修
担当科目 遺伝子検査センター(臨床検査科)、内科、婦人科